ERPeak℠子宮内膜胚受容期検査
あなたご自身の「着床の窓」を知るために
胚移植成功のカギを握る タイミング
着床の窓(WOI)
CooperGenomics のERPeakSM 検査(子宮内膜胚受容期検査)は、体外受精サイクルの中において胚移植に最も適した時期を特定する遺伝子検査です
胚が子宮に着床する可能性は、「着床の窓(WOI:Window Of Implantation)」と呼ばれるごく短い時期に高くなります。WOI のタイミングは、ほとんどの女性で予想できますが、反復着床不全の女性の30%ではWOIにずれが認められることが分かっています(わずかに早いか遅い)*¹。これが良好な胚が着床しない原因である場合もあります。
ご自分の着床の窓を知り、精度の高いタイミングで胚を移植することで、体外受精での妊娠の成立の可能性が高まります。
女性10人に3人
着床不全の経験がある女性10人に3人は、WOI がずれています1
ERPeak℠ 検査は胚移植の時期を特定することにより、WOI にずれがある女性の妊娠率が上昇します*² ³
ERPeak℠ 検査により、反復着床不全の患者さまで WOI がずれている女性は、ERPeak℠検査により46%の妊娠率を示しました*⁴
子宮内膜とは?
月経周期を知る
子宮内膜は子宮の内側を覆う組織です。月経周期中、子宮内膜は妊娠の可能性に備えて肥厚します。
妊娠が起きなかった場合は、子宮内膜が剥がれ、次の月経周期が始まります。
胚は肥厚した子宮内膜に着床し、発育に必要な酸素と栄養を受け取ります。
子宮内膜の状態が着床に適していない場合は、良好な胚であっても着床できない可能性があります。
ERPeak℠ 検査 (子宮内膜胚受容期検査)とは?
子宮内膜は、WOIと呼ばれる期間に最も胚の受容性が高くなります。
体外受精を行う場合、着床の可能性があるのは通常プロゲステロン投与を開始してから5日後です。これをP+5と呼び、通常担当医師はこの日に胚移植を予定します。
しかし、女性によっては WOI が P+4 や P+6 のように早くなったり遅くなったりすることがあります。
ERPeak℠ 検査は、あなたの子宮内膜が受容可能な時期かを判断するのをお手伝いします。
ERPeak℠ 検査を推奨される女性
ERPeak℠ 検査(子宮内膜胚受容期検査)は、
体外受精で良好な胚を移植しても、
着床しなかった経験を2 回以上した女性に推奨されます
ERPeakSM 検査が患者さまに適切かは担当医師が判断し、
検査に関して説明をします。
反復着床不全の女性の妊娠率は、
子宮内膜胚受容期検査を受けた場合に向上することが実証されています。
ERPeak℠ 検査の臨床データ
反復着床不全の女性119 名を対象とした臨床試験で、WOI がずれている女性(ERPeak℠ 検査を受けた女性)の妊娠率は、着床の窓がずれていない女性とほぼ同じでした。4
ERPeak℠ 検査を用いた正確な胚移植時期
検査は簡単な4 つのステップ
ERPeak℠ 子宮内膜胚受容期検査は4 つのステップで実施します
ERPeak℠ 検査の結果について
ERPeak℠ 検査では子宮内膜の受容期を特定します
受容期前
子宮内膜がまだ胚を受け入れる準備が出来ていない、または受け入れられていない状態です。胚移植は子宮内膜の生検を採取した時期よりも後に実施することが推奨されます。
受容期
子宮内膜は受容可能な時期です。胚移植は子宮内膜の生検を採取した時期と同じ時期が推奨されます。
受容期後
子宮内膜は、受容能が最適な時期を過ぎています。胚移植は、子宮内膜の生検を採取した時期よりも早く実施することが推奨されます。
ERPeak℠ 検査の結果解釈
次のステップ
担当医師があなたと一緒にERPeakSM 検査の結果を確認し、次回の体外受精サイクルで胚移植に最適な時期を担当医師と一緒に決定します。
CooperSurgical 社は、あなたと担当医師を常にサポートし、迅速かつスムーズに結果が送付されるように努めます。
参考文献
1. Katzorke N, et al. Geburtshilfe Frauenheilkd. 2016; 76: 699–703
2. Ruiz-Alonso M, et al. Fertil Steril. 2013;100:818–824
3. Tan J, et al. J Assist Reprod Genet. 2018;35:683–692
4. Ohara et al, Clinical relevance of a newly developed endometrial receptivity test for patients with recurrent implantation failure in Japan. Reprod Med Biol, 2022